2011/12/12

21世紀、グローカル時代の外国語教育





11月終わり、東京ドイツ文化センターで行われた国際シンポジウム「21世紀、グローカル時代の外国語教育」を聞きに行きました。3日間に渡って開かれたシンポジウムには、ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、日本語の分野の研究者が集い、意欲的な取り組みや、現場での課題など、興味深い発表盛りだくさんでした。

3日間それぞれの日程で大きくテーマが決まっていたのですが、

1日目:言語政策と外国語教育

2日目:教授法/理論上の考察

3日目:現場での諸課題

mieru渡辺は2,3日目のみの参加でしたが、今の日本に本当に必要なのは、第一日目のテーマである「言語政策と外国語教育」なのかもしれません。行政面から、日本という国が、日本語や外国語をどのように位置づけ、何を目指すのか。。。経済的観点のみならず、「自」と「他」の認識という意味においても、真剣な議論が必要であるのかも。

さて、発表で興味深かったのは、九州日仏学院の先生によるフランス語の現場からの報告。

フランスに憧れを抱いている日本人というのは多いわけですが、例えば会話一つ取ってみても日本のそれとは大きく異なるため、フランスにやってきてびっくり仰天する場合が少なくないらしい。

例えば、フランスでは会話の間、

-相手をさえぎって自分が話し始めたり、

-相手に反論したり

-全然違う話題を持ち出したり

これ、全部OKらしいのです。反対の意見を出す事も、「あなたの議論、テーマに関心を持っていますよ」を暗に示す事になるんだそう。

確かに、こういった点は言葉を学ぶだけではわからないですねぇ。。

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